ラインのお話(その2)

isa

2006年12月08日 14:26

今回(12/2)の東山湖で実釣したフロロラインによるスプーニング。
少しだけだが分かってきた特性をまとめてみました。
<フロロの特色>(全てナイロンとの比較)

1.比重が重い→早く沈められる

ナイロンラインと比べ比重が重いと言われるフロロカーボンだが、果たしてそれを感じれ
るほどの違いがあるのか?

今回の東山湖でのスプーニングパターンとしては、ボトムが8割という私が試したかったフロロラインによるスプーニングにもってこいの状況であったので、まさにフロロラインの真価が問われるテストとなった。

さて問題のラインの潜行速度だが、実際に試してみたところ確かに早い。この早さは手返しの良さに繋がり、これからの時期に重要なボトムスプーニング最大の武器になるだろう。

そして、もうひとつ重要な点に気がついた。

「ラインが沈むのが早い」=「ボトムでも棚のキープが楽」

ボトム付近で活性が高いと、どうしても着底してすぐに巻きだしたくなる。しかし、どんなにスローリトリーブを徹底してもスプーンは浮き上がってしまう。
これは、着底したのがスプーンだけで、ラインの大部分は表層から中層を漂っているが為にスプーンの浮き上がりを助長してしまうからだ。

しかしフロロでは、着底してからのラインの沈みこみも早いので、しっかりラインごと沈ませてから巻きだすのに時間を要せず、狙った棚を駆け上がり目指して巻けるという訳だ。

狙った棚をキープする。スプーニング最大のテーマですよね。

では、表層付近ではどうだろう。

沈むのが早いと心の中で思っているので、心持ちリトリーブが早くなる。(笑)しかも、今回の東山湖では表層であまり掛けられなかったので、ナイロンとの比較が出来るほど試していない。これは次回への宿題となるだろう。


2.伸度が少ない→感度が良い

伸度が少なければ感度が良くなるのは当然である。
さて、実釣ではどうだっかか?

確かに感度は良い。しかし今回の東山湖では、チビ鱒特有の瞬発的にひったくるようなアタリが多く、「ん?」と違和感を感じてアワセを入れるようなアタリがなく、フロロの感度って?という意味でのテストはあまり出来ていない。

では何故感度が良いと言えるかというと、ナイロンでのアタリと比べると掛かった瞬間にビックリするほどの感触が手元に来る。これはまさにナイロン以上。

しかし、私がフロロの感度に期待するのは前述のような「ん?なんだろう?アタリかな?」という微細なアタリを、ナイロンよりも早く感知できる感度だ。

これは、その様なアタリが多いすそぱで試してみればすぐわかりそうだ。

もうひとつ、感度が良くなれば分かること。これは、ボトムの形状です。私が感化されたフォレスト山田氏曰く、「ボトムの形状もハッキリ分かりますよ」との事だったが、私にはハッキリわかりませんでした。(笑)


とりあえず東山湖での実釣でわかったのはこの程度でした。
今のところいつでもどこでもフロロです!とは言いがたいですが、

しかし、割とレギュラーテーパーで感度がいいとは言えないufm SSSでも感度が上がったの確か。これをチューンドバックウォーターで試したら、さらに新しい発見があるかも。

既にフロロラインでバンバン釣っている人に言わせれば、
なんて事のない内容だが、ナイロン一筋であった私には
一つ一つが新しい発見であった。

今後も使い続けてまた新たな発見を見つけられればと思う。

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